繁華街の代表格である新宿歌舞伎町もやはり旨いラーメン屋は数多くあるが、ここでしか食べられない特別なラーメンといえば”利しり“のオロチョンらーめん。
伝統の製法で造られたすっぽんスープは絶妙なバランスで成り立っていて他では真似できない一品だから、歌舞伎町に行く機会があったら、絶対に立ち寄って欲しい。
歌舞伎町のど真ん中で長年やってるラーメン屋。
お店の場所は、「ドン・キホーテ新宿歌舞伎町店」の脇から歌舞伎町に入って、「ゴジラヘッド」を左手に見ながらちょっと先に進んだところ。まさに歌舞伎町のど真ん中にあります!
場所柄、営業時間は18:30〜翌朝5:00。
飲んだ後に立ち寄るのはもちろん、夜のお仕事をされているお兄さんやお姉さんも通いやすいのが嬉しいですね!
さぁ、とうとう『利しり』に到着です♪
なんとなく歴史を感じさせる店構えで、店先に下げられた「歌舞伎町名物・オロチョンらーめん」がこの地で長年ラーメン屋をやってきたという風格を感じさせます。
ちなみに、この”オロチョンラーメン“って言葉。
調べてみたら、利しりの登録商標(第4679159号)だそうです。
お店の外観はこんな感じ。
初めてだとちょっと入りづらさあるかもしれないけど、一歩入っちゃうと全然普通すぎるくらい普通だから気負いは不要だと思う。
気合が入りすぎない自然な感じの「いらっしゃいませー」が、なんだか居心地良さを感じました。
店内はこんな感じ。
店内はややボロくて汚いです。(個人的には許容範囲だけど。)
カウンターにいる店主さんは頑固そうだけど、あまり客に干渉する姿勢ではないように見えましたので、初見でもハラハラドキドキする必要はなさそうです。
オロチョンらーめん 着丼!
・オロチョンらーめん 1,100円
(辛さは下から二番目)
オロチョンらーめんのスープについて
“赤城のすっぽん”を出汁に使い秘伝の製法で造られているスープとのこと。
注文時にレベルを選ぶことができるので、辛いのが苦手な人も安心です。
※私はそれほど辛いものが得意ではありませんが、下から二番目の辛さレベルなら物足りなさを感じるくらいでした。
一口啜ってみて感じたのは、
『絶妙のバランスが癖になる』
甘さ、辛さ、酸味のバランスがとても良いです。
まず、ごく控えめな甘さと、酸味は、辛さを引き立て、引き立てられた辛さは、すっぽんの出汁でとったスープの旨味を突き上げる…上手に言い表せないけど、そんな感じのスープです。
そして、
全体をガシッと引き締める存在がピーマン!!
私は生まれてこの方、ピーマンはラーメンに入るべき具材ではないと思い生きてきましたが、オロチョンらーめんに関していえば、ピーマンは絶対に必要な具材であると確信しました。
- すっぽんの出汁。
- 辛みと甘さと酸味のバランス。
- そして、ピーマンの苦味。
この三つが絶妙に合わさったオロチョンらーめんは、歌舞伎町でしか食べられない特別な味なので、歌舞伎町にお越しの際は、是非ともご堪能下さいませ!!
オロチョンらーめんの麺について
中太麺。特筆すべき特徴はなかったように感じた。
ただ、スープに絡みやすくてツルツルと美味しく食べられた。
利しり のオロチョンらーめんを食べた感想まとめ。
友人と歌舞伎町で飲んだ帰りは絶対に立ち寄りたいラーメン屋!
この絶妙な美味しさはここでしか食べられない味だと思う。
それにしても、この絶妙な味のバランスは計算して作られたのだろうか?
もちろん、店主の味へのこだわりと追求がオロチョンらーめんを育ててきたことは事実だと思うが、歌舞伎町という特異な地で長く在り続けた結果、自然と辿り着いた味なのではないだろうかとも思う。
ギリギリのバランスで絶妙な美味しさのスープ。
飲んだ後、無性に食べたくなる癖になる味。
人類は、こんなにも歌舞伎町的なラーメンを計算ずくで生み出すことができるのだろうか?
そんなロマンを歌舞伎町ロマンの溢れる一杯を是非とも多くの人にお召し上がり頂きたい。
利しり アクセス
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目27−7 やなぎビル 1F
0332002951
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